フィデューシャリ―・デューティ―(お客様本位の業務運営方針)宣言

皆様、前予想ではこの夏は例年になく暑いと言われていましたが少し様相が違うようですね。
特に関東地方は太陽を見ない日が続いて、すごく涼しい夏を過ごせるのはいいのですが、
太陽光発電の出力に関して今年のカラ梅雨による7月の好発電量効果を打ち消した形になっています。
それでも最終的には1年を通じてみれば結局予想より発電したねという結果になっているのが
これまでの経緯なのであまり大きな問題ではないと思います。

本日のテーマですが皆様は「フィデューシャリ―・デューティ―」という言葉を
お聞きになった事はありますでしょうか。

直訳すると「受託者の忠実義務」で英米において広い概念として用いられ
「他人の受託を受けて一定範囲の任務を遂行すべきものが負うべき責任」の事を意味します。

平たく行ってしまえば金融商品取引業者つまり銀行や、証券会社、生命保険会社
又は我々株式会社ゼックのような他者から財産の処分や管理を行う信託の受託者は
受益者(出資者)利益を第一に考えて業務運営を行うという原則を定めなさいと言うことです。

顧客本位の業務運営をするということは当たり前の事なのですが、
なぜこれが今要請されるのでしょうか。一例をあげましょう。

例えば銀行や証券会社においてはたくさんの投資信託の商品が売られておりますが、
それらはどのようにして決まるのでしょうか。
数ある運用会社の投資信託が存在する中で、どれを選ぶかはその金融機関に委ねられています。

自社系列の運用会社の商品を選ぶこともできれば系列外の運用会社の商品を選択することも可能なのです。
そこで出資者にとって明らかに他社の運用会社の商品の方が有利であるのに、
自社系列の運用会社の商品を取扱った方が多くの手数料を獲得できるとすればどうでしょう。

そのような場面で商品を選定するにおいて、顧客本位の業務運営という原則があれば
そこに立ち戻って商品を選定することができます。
この選択において自社系列の商品を選択したとしてもなかなか法で裁くことはできないのです。
我々金融商品取引業者には法を超えた倫理規範の確立が必要だということを
言っているのではないでしょうか。

今年になってこのフィデューシャリ―・デューティ―宣言を
大手の金融機関を始めほとんどの金融商品取引業者が自社ホームページに掲げています。

弊社も先日1ヶ月間はホームページの「最近のお知らせ」部分固定でトップに貼り付けさせていただきました。
(現在は「会社概要」部分「お客様本位の業務運営方針」にあります。)

既に見ていただけた方もおられると思います。
これは今さら何なんだと思われた方もおられたようなのでこの説明をさせていただきました。
考えてみれば金融庁によるこのような要請がなくても、
ある面でこれは市場原理が果たす役割でもあると言うことだと思います。

本来、公正な自由競争のもと、市場原理によって、長い目で見れば顧客の真の意向に反して
自分にとって都合のいいものを売りつけようとする金融機関は
誰も取引したくないでしょうし、時が来れば淘汰されていくでしょう。

株式会社ゼックとして出資者の皆様の大切な資産を再エネを生産する太陽光発電設備に投資を行い、
運用収益を分配させていただく事業をしておりますが、
これからも顧客本位の業務運営に邁進していく事を
このフィデューシャリ―・デューティ―宣言において表明いたしました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
太陽光投資ファンドに関するお問い合わせはこちら

関連記事

ページ上部へ戻る