次号ファンド組成について

2012年から固定価格買取制度(FIT)が始まり、その制度を利用して太陽光分譲ファンドを組成する事が出来ました。1号ファンドから始めて昨年の12号ファンドまで作ってまいりましたが、次号13号ファンドをなかなか出せないでいます。

出資者の皆様からは次のファンドはいつ頃出すのかとのお問い合わせを数多くいただいている状況で、大変申し訳なく思っております。結論から申し上げますと、少なくとも6か月程度はお待ちいただかなければならないという状況です。

ファンド組成をするには様々な要因をクリアしなければなりません。

発電所設置場所の所有者との関係では土地使用権原の法的安定性の確保、賃料交渉、土地周辺将来環境の20年間にわたる変化可能性等のチェック等備えなければならない条件が多くあります。電力会社との関係においては、設置発電所の出力やパネルの種類が変更になる場合、長い時間(3か月程度)を要して接続契約の変更申請をしなければなりません。パネルは1年もたたずに新たなものが出てくるので、最近はその変更申請する事が必須になっています。また経産省にも、同じような変更が生じれば3か月程度を要する変更設備認定申請をすることが要求されます。つまりパネルのメーカーを変えるだけで電力会社と経産省への変更申請で6か月を要するという事になっています。

この9年程度の間に固定価格買取をめぐる国の法律は幾度も改正が行われており、買取価格変更の要件に少しでも抵触すれば買取価格が現在の低い価格に変更されてしまうので、一つ一つ丁寧にチェックしていく必要があるのです。誤ってこの買取価格変更要件に該当する形で変更申請を提出したことで、例えば29円の買取価格が14円になってしまい投資家様に予定通りの発電所を売却出来なかったという他社の例も珍しくありません。

13号ファンドの発電所建設予定地は、数年前の設備認定当時から土地の所有者が変わり、敷地にすべてのパネルを置くための十分な広さを確保できなくなりました。その関係で現在、周辺土地において不足分のパネルを設置する事が可能な場所を探しているところであります。すぐに見つかれば6か月程度で売電開始する事が可能なものの、それが長引くことで売電開始時期がずれて行くという可能性もあります。確実な事はここでも申し上げられない状況でございますが、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。

つらつらと言い訳がましい文章になってしまいましたが、現在懸命に探索及び代替策を練って行動しておりますので、進捗があり次第、既存出資者様及び既に資料請求をいただいている皆様にできるだけ早くお知らせをさせていただく所存でございます。

以上ご理解いただきたく、よろしくお願いいたします。

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