2013年10月1日に発電を開始した「鹿島灘2号太陽光発電所」は
2015年10月1日から3年目に入りました。
過去2年間、想定を上回る発電量を記録し、
分配も想定を上回っております。
発電所では2015年10月22日に年次点検を行いました。
・全架台、全パネルのチェック
大きな損傷や傷、ゆがみやボルトの欠落等がないかチェックしました。
・パワーコンディショナー(PCS)のチェック
PCSの出力、フィルターの目詰まり、取り付け状態をチェックしました。
・全パネルの断線チェック
パネルに断線がないか、全パネルのチェックをしました。
・締め付けトルクチェック
ブレーカー等にケーブルを止めつけているボルトがゆるむと
そこから出荷する等トラブルのもとになります。
すべてのボルトが適正なトルクで止められているか、
緩みがないかチェックいたしました。
全体として大きな問題はありませんでしたが、
960枚のパネルのうち、2枚に断線が見つかりました。
1つのパネルは3つの回路(クラスター)により構成されており、
1クラスターに断線があった場合、そのクラスターを飛ばして電流が流れます。
(スキップダイオード、バイパスダイオードを言われる仕組みです。)
ですので、2クラスターに断線があったということは
全体影響として0.07%程度の出力低下ということになります。
発電に大きな影響はありませんが、
健全な発電事業を継続するため、
パネルの交換をいたします。
新しいパネルは出力保証制度により
パネルメーカーより無償提供されます。