2015年12月15日、鹿島灘5号太陽光発電所1年点検を実施いたしました。
・全架台、全パネルのチェック
大きな損傷や傷、ゆがみやボルトの欠落等がないかチェックしました。
・パワーコンディショナー(PCS)のチェック
PCSの出力、フィルターの目詰まり、取り付け状態をチェックしました。
・全パネルの断線チェック
パネルに断線がないか、全パネルのチェックをしました。
・締め付けトルクチェック
ブレーカー等にケーブルを止めつけているボルトがゆるむと
そこから出荷する等トラブルのもとになります。
すべてのボルトが適正なトルクで止められているか、
緩みがないかチェックいたしました
全体として大きな問題はありませんでしたが、
1764枚のパネルのうち、11枚に断線が見つかりました。
1つのパネルは3つの回路(クラスター)により構成されており、
1クラスターに断線があった場合、そのクラスターを飛ばして電流が流れます。
(スキップダイオード、バイパスダイオードを言われる仕組みです。)
ですので、11クラスターに断線があったということは
全体影響として0.21%程度の出力低下ということになります。
発電に大きな影響はありませんが、
健全な発電事業を継続するため、
パネルの交換をいたします。
新しいパネルは出力保証制度により
パネルメーカーより無償提供されます