この度12月21日(月)より鉾田・小美玉8号太陽光分譲ファンドの募集を開始いたしました。
去る12月17日(木)15:30より茨城県庁記者室においていつものように記者会見を実施いたしました。
今回の8号ファンドの投資対象は二つの太陽光発電所です。
鉾田市湯坪と小美玉市中野谷に建設される太陽光発電所に対して投資を行います。
どちらも太陽光発電所を設置するには最適な立地と言えるでしょう。
土地所有者の方が是非市民ファンドの太陽光発電所設置場所として
使ってほしいということで、お申し出をいただきまして
賃貸借のご契約をさせていただきました。
最初に所有者の方とお会いして2年ほどの月日を要してやっと募集開始に至りました。
電力会社様との連系協議や工事会社様との設計協議をする一方で
土地所有者様とも賃貸借契約の内容を詰めてまいりました。
土地所有者様からすれば、20年という長い間太陽光発電所として
貸し出すわけでありますからやはり心配です。
本当に20年間という長い間、発電所側が賃料を払ってくれるのか、
しっかりと土地の管理を行い、周辺の土地所有者に迷惑をかけない施設にしてくれるのか。
又は20年後、賃貸借期間終了時に本当に発電設備自体を撤去して、
更地で土地を返してくれるのか、設備は置きっぱなしになるのではないか。
といった不安があるようです。
発電所設置場所はほとんどの場合、地目が山林と言うところが多く、
その土地はほとんどが先祖からご所有されている土地であり、
所有者様にとっては本当に大切な財産でありますので
長い間賃貸するといういことは本当に一大事であります。
ファンドの性質上、売上に相当する売電代金は電力会社から
ファンド口座に直接振り込まれるので滞ることはなく
賃料はその中から優先的に支払われますので支払が遅滞したりすることはありません。
又20年後の設備撤去費についても運用期間中に積立していく仕組みになっていますので、
資金不足に陥ることはありません。
ほとんどの場合20年後の発電所設備の機能は維持されていますので、
その時点で土地所有者様の承諾を得られれば、再度新たな契約を締結し、
発電所を継続して維持することも考慮に入れて運営いたします。
今回の8号ファンドの発電所立地は既に年間発電量実績のある
1号、2号、5号ファンドと近接しており、
発電量に関しては心配のない場所であると思われます。
買取単価が36円(税別)と32円(税別)の発電所で構成されていますが、
工事代金の圧縮により、これまでと同程度(年平均分配率8.5%)の
リターンを見込むことができています。
募集額は3億9600万円でこれまでで最大規模のファンドです。
現在たくさんの資料請求予約をいただいております。
電力買取代金単価が下落傾向にあり、今後の9号以降のファンドについては
現在の収益を維持することができるかどうか、微妙な状況であります。
できれば早いうちにファンド購入をしていただけることをお勧めいたします。
この8号ファンドの完成を持って、株式会社ゼックの運営するファンドは
約4メガワットになる予定です。
株式会社ゼックとしてはこれからも再生可能エネルギー普及のため、
再エネファンド事業に邁進していきたいと思っております。