安定電源としての小水力発電に挑戦(2015年4月1日発表)

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株式会社ゼックでは現在太陽光発電ファンドの組成を行っていますが、
将来的には水力発電も視野に入れており、現在着々と準備をすすめております。

なぜ小水力発電に取り組むのか?
それは小水力発電が安定電源(ベースロード電源)であるからです。

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再生可能エネルギーとして代表的なものは、
太陽光、風力、バイオマス、小水力、地熱です。
この中で前者2つは非安定電源、後者3つは安定電源と言われています。
その中の水力発電は世界的に見れば1800年代後半からある技術で、
エジソンが電気を発明してからはその動力として使われていたようです。

基本的な原理はその当時からあまり変わっていないと言われています。
太陽光や風力はその時の天候に左右されて出力が安定しないと言われておりますが、
小水力は水の流れ(例えば川)を利用して動力に代えて発電するので、
比較的一定で安定しているという事なのです。

不安定電源である太陽光発電だけではなく、
安定電源である小水力発電にも取り組みたいということです。

今年1月5日~12日まで会社のメンバーやその他関係者とともに
スイス、ドイツへ小水力発電の事例研究に行ってきました

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スイスではセントガレンで小水力事業者連合様においてヒアリングと実物見学、
又Laufental町の市民出資の小水力発電所を見学したりしました。
ドイツでもフライブルクで発電所の見学を行い、非常に有意義な研修旅行でした。

やっぱりヨーロッパに行って感じることは、あまり水力発電に向かない地形であっても
何とかしてメリットを見出して、自然エネルギーを生み出したいという
意気込みが感じられる点です。

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さて日本はどうでしょう。
実は小水力発電の条件としては日本の方が数段恵まれた環境があります。
スイスやドイツよりも急峻な地形が多く、
何よりも海に囲まれた日本は国土の70%は山林だという事です。
つまり小水力発電のポテンシャルである落差と水量は
ドイツ、スイスをしのぐほどのものがあるという事なのです。

しかし日本では原発や火力の発電形式が低コストだという理由で
従来の小水力発電所は閉鎖に追い込まれたところがたくさんあり、
新しい事例も限られたような状態になっております。

株式会社ゼックとしては太陽光の5倍の発電効率を有している
この小水力発電にも挑戦していくことを目論んでおり、
研究を重ねているところでございます。

いつの日か小水力発電ファンドを皆様にご提供できるよう
頑張っていこうと思います。

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