●小水力発電所の支援内容
株式会社ゼックでは小水力発電所の開発から設計、運営まで支援いたします。
小水力発電所の開発には初期段階における適地の選定や、流量や流況、落差の調査、コンサルティング会社による調査や設計、資金調達から実際の建設、維持管理まで様々な業務があります。
●小水力発電とは
小水力発電とは川の水を一部引き込み、ヘッドタンクと言われる水槽で一度ためたものを一気に落とし水車をまわして発電を行います。
その後その水は元の川に戻しますので、全く廃棄物の出ないクリーンなエネルギーで、大型の水力発電(ダム)などとは違い、環境に大きな負担もかけません。
技術的にはシンプルな仕組みで、明治時代から実用化され完全に確立しています。
小水力発電の開発にあたっては、例えば以下のような構造が用いられています。
●水力発電の現状
過去の小水力発電は人手に頼るところが多々あり、決して低コストとは言えませんでした。
昭和30年代、大型火力発電所や原子力発電所が建設されるようになり、コスト面で割高となった小水力発電所は閉鎖されるところが少なからずありました。
2012年にF.I.T.(再生可能エネルギー全量買取)が始まり、20年間比較的高い価格で買い取られることが保証されるようになり廃止した設備を再開するなど見直しも一部で行われ、2018年6月時点で以下の通りとなっています。
しかし、事前の調査(流況調査や環境調査)に長い時間がかかることや、川の水を利用する権利(水利権)取得が困難など、さらなる普及には依然として難しい状況があります。
●小水力発電の意義
環境省によると、小水力発電を推進する意義は以下と説明しています。
・設備利用率を高く設計することが多く、70%程度で、経済的に有利です。
・出力変動が少ないので、系統の安定や電力品質への悪影響を小さくできます。
・事前調査や土木工事が比較的簡単で、必要な機器設備や工法の規格化・量産化が進めば経済性が良くなると期待されています。
●調査から運営・維持管理まで
株式会社ゼックではこれまでの発電事業で培ってきたノウハウと、アライアンスパートナーの協力を得て、小水力発電所の開発を支援いたします。