ブロックチェーンという言葉、最近よく耳にします。

昨年末から本屋さんでブロックチェーンを題材にした書籍が多くなってきました。

今話題の仮想通貨はこのブロックチェーンと言う技術をベースにつくられています。

仮想通貨はビットコインだけではなく、その特徴によって色々なものがあり、既に1500を超える数の仮想通貨があると言われています。

びっくりですね。

少し前にコインチェックと言う仮想通貨取引所がお客様から預かっている円にして数百憶円というビットコイン通貨を盗難にあい、消失したということで話題になりました。

一般的にはマウントゴックスト言う仮想通貨取引所の倒産や先ほど述べたコインチェック社の事件もあり、技術としてどうしてもネガティブな印象を持ってしまいますが、これらの失態は人為的なミスによって引起された問題であって、ブロックチェーンと言う技術自体はインターネット上に構築される「改ざんの心配がほぼない分散型台帳」と言われるほど安全性、透明性、低コストという観点でこれからの実社会においてあらゆるところで使われていく技術だと言われています。

(「ブロックチェーン」とは?今さら聞けない基礎知識を解説https://ferret-plus.com/7706 より)

なぜここでこの話題を出したかと言うと、電力の世界にも大きな影響を与えそうなのです。ブロックチェーンと言うのは数多くの少額の取引をする際に大きな効果があると言われています。

現在、例えば東京電力は何千万の顧客と一対一の関係で全て中央集権的に東電のサーバーに電力取引を集約し、料金請求を行っています。

こうすることで出てくるデメリットとしては顧客の増加とともにサーバーの増強費用やメンテナンス費用で多大なコストがかかる事、又東電サーバーが何らかの不具合や攻撃にあった際には誤請求が生じたりする等の問題が発生したりします。

事実一昨年に電力小売自由化当初は新たな小売電力事業者への請求等において誤請求が発生しております。

ブロックチェーンは情報を一つにまとめるのではなく、情報を分散化して格別の小さなサーバーで分散してデータを保存し、互いにそれを確認し合う作業を通して整合性を保ちながら情報をチェーンのように結びつけ、みんなで監視しあっていくと言うようなイメージです。

技術的な部分の詳細までは語る事はできませんが、このブロックチェーンを使って欧米や日本においても電力分野での実証実験が始まっています。日本においては最大の電力会社である東京電力がブロックチェーン技術を駆使したサービスを提供する欧米のスタートアップ企業や電力会社に提携や資本参加することによってその運用技術を学んでいるところだと言うことです

http://thebridge.jp/2018/04/exclusive-singapore-startup-using-blockchain-build-p2p-electricity-marketplace-inks-major-mou-20180413

ブロックチェーンと言う技術がどこまで威力を発揮するのかはこれから社会にどれだけ受け入れられるか、にかかっていますが注目する点だと思っております。

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