2019年、今年もよろしくお願いいたします。
2019年が始まりまして遅ればせながら初めてのブログになってしまいました。
皆様、本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年クリスマスイブから関東地方は晴天に恵まれて、ほとんど雨の降らない日が18日連続となったようです。冬期間としては史上9番目の記録だそうです。
お陰さまでお正月は気持ちのいい日が続き、弊社ファンドが保有する太陽光発電設備もバンバン発電してくれたようです。
そんな折、再エネ関連の一発目の歴史的なニュースがありました。
それはドイツの昨年1年間の再エネによる発電量の割合が、電力総消費量の40%を超えたというものです。すごいですね。
ドイツの電力消費量は年間約5500KWhでこのうち再エネが2200KWhで40%超となったようです。
ちなみに日本は正確な現在値は不明ですが16%(従来水力込み)前後と言うようなところでしょうか。
以下4行はドイツ在住の環境コンサルタントの村上敦さんのメール情報からいただきました。村上さんもそのメールの中で仰っていましたが、
昨年の1月1日~12月31日までのデータ集計を今年の1月1日に行って、2日に発表するあたり、
どこかの工務店ではありませんが「仕事が速い」の一言に尽きます。
公的なデータを早く見たい時に調べてみたら2年前のデータだったという経験がありませんか。
この早さが非常にうらやましいです。
ドイツは本格的な再エネ政策を打ち出したのが2000年と考えれば
19年で40%まで辿りついたということになります。
日本は2012年のFIT開始以降再エネが着実に増えていっていますが19年後の2030年目標は24%(エネルギーミックス)と言うことになっています。
日本は再エネを主力電源に位置付けたのは昨年なので、目標設定をドイツ並みに望む事は現時点ではできないのですが、なんとか最低でも30%くらいまでは持っていってもらいたいと思っています。
よく言われることですがドイツは接している周辺国が9カ国であり、余剰電力を融通し合える余地があり、再エネを導入しやすい面は確かにあります。
日本は島国で他国と接しておらず、くし型の電力網であるという物理的に有効に送電網を使うことにおいて不利な状況があるのはわかりますが、他国の色々な知見を取り入れてなんとか目標値をあげていってほしいものです。
日本は2020年度をもってFIT制度は根本的に改正されると法律に明記されています。どのように改正されるかはこれから色々と議論されていくでしょう。
しかしFIT制度はどのように改正されようとも、日本の再エネ比率はFIT制度を一旦導入した以上は再エネ比率を年々あげていく事は至上命題です。
これまでにうん兆円と言う大事な国民のお金を使って再エネ導入をはかってきていると言うことと、全世界的な地球温暖化防止の流れを加速していくためにも、CO2排出国第5位の日本が果たす役目は大きくなければいけないのではないでしょうか。
そのためにゼックは今年も微力ながら精進していこうと思っております。皆様よろしくお願い申し上げます。