つくば3号太陽光発電所Cエリア出力低下に関して

tsukuba03v2つくば3号太陽光発電所の発電量ですが、梅雨に入ったことでこのところ非常に雨が多く、満足な日射量がまだ得られていない状況です。
それでも6月19日までの遠隔監視装置上の発電量は想定の115%を上回っております。

そのような状況ではありますが、Cエリア出力に関しまして、日射量の多い時間帯(晴天時の11時~13時)にパワーコンディショナーの能力を最大限に発揮できていないことが判明いたしました。
発電所システムのチェックと現地での調査の結果、Cエリアの交流側電圧の上昇によりパワーコンディショナーが自動的に出力を抑制しているとのことです。

太陽光発電所では、太陽光パネルで発電した直流電流をパワーコンディショナーにより交流に変換し、東電柱に設置されているトランスまで送電いたします。
これらの接続方法や使用ケーブルの仕様はすべて東京電力様の指導に従っております。

今回発生しているパワーコンディショナーの出力抑制は、パワーコンディショナーからトランスまでの距離により、交流出力の電圧が整定値である109Vまで上昇している事が原因であると思われます。
改善策としてCエリアパワーコンディショナーを北側に移動し、トランスまでの距離をBエリアと同等まで近くに移設することを考えています。
これにより、さらなる更なる発電量の増加を期待しております。
この工事は7月10日までに完了予定です。
この工事により、Cエリアの出力低下は改善される見込みです。

 2014年6月19日
株式会社ゼック

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エリア別発電量

計測日時 つくば3号A A変換後 つくば3号C つくば3号B つくば3号D つくば3号E
2014/6/15 5:00 0.1 0.15 0.2 0.2 0.2 0.2
2014/6/15 6:00 1.7 2.55 2.8 2.8 2.5 3
2014/6/15 7:00 7.3 10.95 11.8 11.8 11 12.4
2014/6/15 8:00 16 24 23.9 24.2 23.2 24.2
2014/6/15 9:00 22.8 34.2 33.8 34.4 33.7 33.9
2014/6/15 10:00 27.3 40.95 38.6 41.1 40.5 40.4
2014/6/15 11:00 29.9 44.85 39.3 45 43.4 43.3
2014/6/15 12:00 30.8 46.2 40.7 46.4 44.9 44.7
2014/6/15 13:00 30.1 45.15 39.4 45.2 43.7 43.8
2014/6/15 14:00 27.8 41.7 39.7 42 41.5 41.3
2014/6/15 15:00 23.9 35.85 35.3 36.1 35.8 35.6
2014/6/15 16:00 18 27 27.2 27.2 27.2 27.1
2014/6/15 17:00 9.9 14.85 15.7 15.7 15.6 15.7
2014/6/15 18:00 3.7 5.55 5.9 5.9 5.9 5.8
2014/6/15 19:00 0.6 0.9 0.9 0.9 0.8 0.9
合計発電量 249.9 374.85 355.2 378.9 369.9 372.3
Bエリアとの比較 98.93% 93.75% 100.00% 97.62% 98.26%

※ A変換後はAエリアの出力33kWを49.5kWに変換してします。

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