メンテナンスの重要性(2015年11月25日発表)

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株式会社ゼックではファンドの営業者である合同会社から依頼を受け
すべての発電所のメンテナンスを行っています。

遠隔監視装置による毎日の発電量チェックだけでなく、
定期的に発電所に出向き、設備のチェックを行っています。

今日はメンテナンス業務についてご紹介したいと思います。

まずは日々の発電量チェック。
単に今日は晴れているから発電量がよいとか
雨が降っているので発電量が悪いとかではなく
発電所が健全に働いているかをチェックしています。

太陽光発電所ではパネルで発生する直流電流を
交流に変換するパワーコンディショナー(PCS)という装置を使っています。
一般的に発電所容量に応じて1台~3台程度を設置します。
例えば1000kWの発電所には500kWのPCSを2台設置したりします。

PCSは太陽光発電システムの中で一番故障する確率が高く、
故障するとその間売電できませんので大きなロスにつながります。

そこで、弊社で運営・管理している発電所は
すべてPCSを小型分散しています。

例えばしもつけ6号太陽光発電所の場合、
認定出力700kWに対して20kWのPCSを35台設置しています。

これにより万が一、PCSが1台故障しても発電量の低下は1/35で済みます。
弊社ではSMAというメーカーのPCSを使っているのですが、
このメーカーは小型PCSに関して、修理するという概念はなく、
交換するという体制をとっていますので、
故障した場合、3日以内に交換するということになっています。

また、遠隔監視という観点からも、
大型PCSだと、発電量が低い日があっても、天気が悪いのか
PCSが故障しているのかわかりにくいものです。

弊社のように同じ出力の小型PCSを複数台設置する方法をとっていると、
同じ発電所内のPCS出力はほぼそろいます。
例えば1台だけ出力の低いPCSがあれば、
すぐに故障が疑われ、技術スタッフが発電所に急行します。

2013年7月に弊社第1号である「鹿島灘1号太陽光発電所」が稼働してから約2年半、
今では城里7号太陽光発電所まで7か所の発電所が稼働しており、
その間何度かPCSの故障に見舞われました。

その度に遠隔監視で異常を発見、早ければ当日中、遅くとも3日以内に交換対応できました。
(1~5号発電所は日本製(OMRON)のPCSですので、代替機と交換し修理対応しています。)

次に重要なのが年次点検です。
1年に1回、全パネルの断線チェックを行います。
これにはソラメンテという診断機器を使用するのですが、
パネルに断線があった場合、それを発見することができます。

これまでの年次点検で1発電所あたり2~3枚のパネルに断線が発見されています。

例えば今年10月に行った鹿島灘2号の年次点検では、
960枚のパネルのうち2枚に断線が見つかりました。
   >>鹿島灘2号年次点検の様子

1つのパネルは3つの回路(クラスター)により構成されており、
1クラスターに断線があった場合、そのクラスターを飛ばして電流が流れます。
(スキップダイオード、バイパスダイオードを言われる仕組みです。)

ですので、2クラスターに断線があったということは
全体影響として0.07%程度の出力低下ということになります。
不良パネルはすぐに交換してもらう手配をとっています。

発電量全体に対する影響は非常に軽微なものですが、
発電所を20年間にわたり健全に運営するには
このような検査や修理が重要なことだと思います。

年次点検では、パネルの傷やゆがみ、パネルを支える架台の状態、
PCSごとの出力偏差(ばらつき)や設置状態を確認します。

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また、ブレーカーに接続されている端子の締め付けトルクチェックも行います。
締め付けが充分でないと発火事故に至る可能性があるからです。

あとは通常点検(月2回程度)を行います。
これは実際に発電所に出向き、設備の目視点検、
フェンスや排水溝などの付帯設備の点検だけでなく、
下草の状態を確認し、雑草が生えてきている場合、
除草の指示をしたりします。

なのでゼック技術部の社用車には
長靴、スコップ、除草用のカマ、手袋、工具一式が常に装備されています。・・・笑

太陽光発電所はメンテナンスフリーと言われますが、
決してそのようなことはなく、
細かい管理の元、健全に運営されるものだと考えています。

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